2013年10月12日土曜日

ウエディング・ベル シュガー

1982年(昭和57年)11月21日発売、同年間チャート13位。
作詞/作曲_古田喜昭 編曲_平野融。


シュガー」はミキ、クミ、モーリ、女性3人のコーラスグループ。「ウエディング・ベル」はデビュー曲です。いきなりの大ヒットでしたが、その後はこれといったヒット曲に恵まれませんでした。3人とも声が綺麗でハーモニーが美しいのに残念。PUFFYが2009年にカヴァーしています。

サビの最後「くたばっちまえ アーメン」以外は繰り返しのない歌詞。言葉数が多く込み入った歌詞ですが、聞き取りやすくストーリーがよくわかります。


美しいアカペラで始まり、ガットギターのきざみを1小節はさんでのAメロ。メインボーカルと掛け合いのコーラスが面白いです。全部で3番までありますが、この掛け合いは2番にはありません。代わりにサックスが合間を縫っています。これがドキッとするのですよ。コーラスが来るぞ、って構えてるところをうまく肩透かしされて。で、3番でまたコーラスが出てきてホッとする。よく考えられてます。

ミキさんの地声と裏声とを器用に使い分ける歌声は、まるで天使のよう。特に好きなのは、2番Aメロの最後「遠くに聞こえてふらつきそうだわ」の少し甘ったるい感じの歌いまわし。その「〜ふらつきそうだわ」から続くサビの頭「そうよ〜」の切り替えは見事です。

もうひとつ、3番のサビ後半「〜どうもありがとう招待状を 私のお祝いの言葉よ〜」あたりの、いろんな感情が折り重なっているのを伝えるニュアンス。もっと評価されていいボーカリストですよ(私が知らないだけで、すでに充分に評価されてますか?)。

この曲のちょうど一年後に、続編というのか歌詞違いの「ウエディング・ベルⅡ」が発売されています。残念ながらあまり売れませんでしたが、、。世の中、そんなに甘くはないのですね。


こっちの歌詞は、結婚後に亭主関白となってしまった夫への恨みつらみ。

オケと頭のアカペラは、おそらく元のを使い回したのでしょう。どう聴いても替え歌レベルな感じがしてしまい、残念な気持ちになります。ちょっと企画が安易すぎですよね。撃沈したのも頷けます。

強烈なインパクトの歌がヒットしてしまうと、その後の展開が難しくなります。シュガーも一発屋のカテゴリーなんですかねぇ、、。


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