2013年10月13日日曜日

けんかをやめて 河合奈保子

1982年(昭和57年)12月5日発売、同年間チャート64位。
作詞/作曲_竹内まりや 編曲_清水信之。


アイドル「河合奈保子」は1980年デビュー。西城秀樹の妹というキャッチフレーズがついてましたね。「HIDEKIの妹オーディション」で優勝して芸能界に入ったわけですから当然です。明るく元気で可愛らしい顔立ちと、いまのグラビアアイドルにも引けをとらないグラマーなスタイルで人気がありました。同級生に熱烈なファンがいたのを憶えています。

そのキャラクター同様、発表される曲も元気なものが多かったです。まあアイドルですからね。そんな河合さんの10枚目のシングルである「けんかをやめて」は、元気な女の子からちょっと大人へ、そんな転換点だったのではないでしょうか。


いかにも「竹内まりや」って雰囲気の曲ですね。「スマイル・フォー・ミー」とか明るい曲の彼女の声は、まるでワックスがかかっているかのようにツヤツヤ。それが少し眩しすぎて苦手だったのですけど、この曲はいい具合にワックスが抑えられていて私の好み。しかし、、歌詞の世界の彼女は酷い女です。

」は思わせぶりな態度で、ふたりの男性の心をもてあそびます。その結果、男たちは彼女を奪い合い、諍いを起こしている。それを見た「」は「けんかをやめて 私のために争わないで、、」と懇願するのです。

きっと彼女はどっちも好きではないのでしょう。「ボーイフレンドの数 競う仲間たちに 自慢したかったの」ただそれだけなんですよ。このキレイなメロディで河合さんの声でしっとり歌われると、まるで彼女が失恋でもしたのかと勘違いしてしまいそうになります。これは悪女ですよ。

まあそんなことは彼女が八重歯を覗かせニコッと笑えば、その可愛さで許されてしまうのでしょう。美女は世に憚るものです。

けんかをやめて - シングルA面コレクション
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