作詞/作曲_堀江淳 編曲_船山基紀。
堀江淳「メモリーグラス」。失礼ながら、いわゆる一発屋と思われる彼の曲を、私はこれしか聴いたことがありません。でもこれだけで一生大丈夫なくらいインパクトのある、いい曲なんですよね。80年代初頭にはまだこういうムード歌謡みたいな曲がヒットチャートを賑わしてました。
好き嫌いがハッキリと分かれる、特徴的な歌声の堀江さん。サビ終わり「あいつなんか あいつなんか あいつなんか〜」のところ、たまにケロッと声が裏返ってしまうので、緊張しながら聴いてました。うまくいくと、ああよかった、って安心して。その不安定さも魅力のひとつだったのかも。
この動画、トップテンです。この週は第5位でした。5位以下のランキングが少し見えてますけど、懐かしいのばっかりです。杉田かおる「鳥の詩」、ヴィーナス「キッスは目にして」、石川ひとみ「まちぶせ」などなど、、、。全部歌えます。
この頃のヒット曲は、お茶の間で耳にする機会が多かったためか、レコードを持っていなくても世の中には広く行き渡っていましたよね。世相を表していたというか。
近年の音楽業界は元気がないみたいですが、それはiPodや違法コピーのせいじゃないですよ。単純にいい曲が少ないのと、どれも似たようなものばかりになってしまったせい。
さらに問題なのは過剰な修正。やたらといじくり回し(修正しまくって)音楽的には正しいことになっているんでしょうけど「熱」が冷めてしまっています。音楽から一番大事なハートが失われてしまったんですよね。それでは聴きたいとは思わないし、ましてお金を出すなんてありえません。
なんとかうまいことなりませんかね、、。歌謡曲ファンとして、レコード産業が廃れていくのが悲しいです。
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