2013年10月4日金曜日

まちぶせ 石川ひとみ

1981年(昭和56年)4月21日発売、同年間チャート33位。
作詞/作曲_荒井由実 編曲_松任谷正隆。


石川ひとみまちぶせ」週間オリコン最高6位。ヒットしてたなぁ、って印象があっても、6位どまりですか。細く長く売れていたのでしょうね。作詞作曲はユーミンだったとは、今日まで知りませんでした。


いやぁ、この可愛さは年月を経ても色褪せません。清楚な佇まいの中から憂いが覗き、そして芯の強さも垣間見える。絶妙のサジ加減です。それにしても昔のアイドルは歌がお上手。

この歌のマニアックなオススメポイントをふたつ。

ひとつめは、1番のサビが終わったあとのAメロ。「気のないそぶりして 仲間にくわわった〜」ここの「くわわった」の「わ」が重なるところの歌いかた。これがとってもキュート。

ふたつめは、2番のAメロ2行目「わたしは自分から 云いよったりしない」の「しない」の「な」。少し甘えた吐息のような言葉の置きかたをしています。これはトロけちゃいますよ。

これ実はカヴァー曲で、オリジナルは「三木聖子」。三木さんのデビューシングルで昭和51年(1976年)に発表されてます。オリジナルもよいですよ。

昔の曲の多くは、歌詞カードを見なくてもしっかり聞き取れます。詞の世界がちゃんと浮かんでくるのですよね。現在の歌謡界では、そういう曲が少なくなってきました。


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